リンパ腫に良性はない、しかし、今の医療で治せない病気ではないのです。治るか治らないかは患者の心しだいなのです。

最新レポート リンパ腫治療の医療現場
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リンパ腫治療の医療の現場

私は、医療を、医術による治療のことだと思っています。
治せなかったら、医者はそこにいる意味などないのですから。そのために医者は、患者を必死に治そうとするのです。

患者を治すことが医者の存在意義だと思っています。
それでも、私だって人間です。

他の医者だって例外ではありません。人は人を殺せない、道徳のかせがある限り。いつの時代にも無慈悲な人がいるもので、自分の肉親を「楽にしてやって欲しい」とのたまう人間がいるのです。

私はそれが許せないのです。

これは人から聞いたことですが、これは人殺しをしてくれと頼んでいるようなものです。

私にも似たような経験がありましたが、ここまでではなかったのです。

弱った人間は邪魔者なのでしょうか。私には、邪魔だと、そういっているとしか思えないのです。

そういう人たちだって前を向いてがんばって生きていこうとしているのです。

こういう人たちのほうが、健全な人間よりもよっぽど心が健全だ。私はそう思います。

これは冒頭で話した人の話です。

その患者はリンパ腫と言う病気でした。
リンパ腫と言うのは何らかの原因で血液にがんが出来、それがリンパ管の中に入り、転移してしまう病気です。

この病気に良性は無く、すべて悪性であることが最大の特徴です。

その患者はもうほとんど、助かる見込みがありませんでした。
しかし、患者は、まだ生きたいといいました。
その姿に、彼の心には絶対に助けたいと言う気持ちが起こりました。
彼は患者のリンパ腫を徹底的に調べ、最善の方法を探しました。
しかし、最善の策を探すために、必死にがんばっている最中に、その息子夫婦から「楽にしてやって欲しい」と言われたそうです。

彼は怒りを抑えて、難しいですが、尽力しますといいました。
その次の日、患者のの容態が急変しました。
後から、息子夫婦がなにか言ったようでした。
確かに、入院費や手術代は馬鹿にならないでしょうが、自分の父親を谷底に突き落とすようなことを、よく言えたものだと、彼は私に言いました。
谷底と言う表現は、なるほど、的を射ていると思いました。
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